「也太奇」(やたいき)という言葉を思い出しました。
「也太奇」とは、何かを見たり、何かが起こったときに、思わず口から出てしまう感嘆符のようなものです。
年齢を重ねると、経験によって何を見ても「どこかで見たことがある」と感じたり、どこかへ出かけても「初めてではない」気分になることがあるかもしれません。
時には、感動する力が経験によって弱くなってしまうこともあるでしょう。
しかし、柔軟な心があれば、子供のように落ち葉の山に飛び込む――そのような、ある人にとっては他愛もないことでも楽しみ、感動することができます。
ルール、責任、義務……
社会常識と呼ばれるものは、誰かの都合で作られたものです。
もちろん、生きていく上で避けられないものではありますが、
私たちは一体何を追い求めているのでしょうか。
何のために生まれてきたのでしょうか。
幸せ。
それが、万人共通の答えなのではないでしょうか。
常識に関係なく、それこそが答えなのかもしれません。
感動し、感謝し、子供のように無邪気に笑う。
それが、人間本来のあるべき姿だと思います。
心が動くからこそ、幸せという概念が生まれます。
もし心を動かすことが億劫になれば、情緒が乏しく、浅い人になってしまうかもしれません。
経験は人生に厚みを与え、
感動は人生に躍動感を与えてくれます。
自分に素直に生きることで、
躍動感にあふれ、厚みのある人生を過ごせるのではないでしょうか。
世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!