今回は【怒りとの付き合い方】というお話をします。 怒りって、抑えられない時がありますよね。 人が怒っている状態から落ち着くまでに、どのくらいの時間が必要だと言われているか知っていますか?なんと、たったの【6秒】です。 人は、ほんの6秒間の感情がコントロールできず、過激な言動をしてしまい、職場、家庭、友達関係などを傷つけてしまう事がある。 誰もがそんな事は避けたいわけで、だから怒りの管理は非常に重要です。 でも怒りって人の本能です。何かに脅威を感じたり、相手が挑んでくるように感じると、人は本能的に怒りを表現し相手に警告する。 「もしこれ以上私のボーダーラインを踏みにじるなら、大変なことになりますよ?」 怒りには、そういう防衛反応としてのメッセージが込められています。 でも忘れてはいけないのは、【相手も人】だという事。 両方の怒りという防衛本能がぶつかり合い、小さなきっかけが大事に繋がって行くのはよくある事です。 実は怒りって、人類のすべての情緒の中でも破壊力が大きい感情なんです。又その拡散力も最強です。 例えば、オフィスの中でとある一人がとても喜んでいたとしましょう。ではその周りの人も同じく喜べるかと言ったら?それはちょっとありえない。 でも、とある一人がイライラしてブツブツ文句を言いながら、八つ当たりして強い力でキーボードをガチャガチャ叩いていたら?あなたもイライラしてきませんか? このように、怒りの感情は周りの人に影響を与えます。 だからネット記事やSNSでも、人の怒りを引き出すような内容だと拡散スピードはとても速い。これも人の本能の現れです。 この破壊力がある【怒り】という感情をどうやってコントロールするか? 私は、大事なのは抑えるのでなく、受け流すことだと思います。 怒りを受け流す為に、私なりに有効だと思う方法をお伝えします。 ━━━━━━━ 怒りを受け流す方法 ━━━━━━━ 1、間を覚えること 六秒間待つ。 2、そしてこの六秒間で考える事が大切です。 それは、怒る理由ではなく、【物事の着地点】はなんなのか? つまり【目的】はなんなのか?という事。 例えば、社員が馬鹿なことをやってたら、怒ることもあるでしょう。 そして、怒らないと伝わらないこともあるでしょう。 でも、なんのため? ただのストレス発散として個人を攻撃?そして相手を怒らせて喧嘩をするため・・・では無いよね? とことん相手を追い込んで自信を無くさせるため・・・では無いよね? 相手に仕事をやめさせるため・・・ではないよね? 大半は、 ・反省してほしい ・改善してほしい というのが目的ではないでしょうか? なので、怒っても良いけど、その目的の為になっているか?という判断基準は大切です。 そう考えるだけで、意外と落ち着いてきて冷静に対処できるようにもなります。 さらに注意点としては、怒っている時や怒った直後、重大な決断をしないことは大事です。 理由はわかるよね? リーダー、経営者である以上結果を出す必要がある。 その為に、冷静な判断力、客観力、俯瞰力を用いて決断する必要がある。 結果に繋がる正しい決断がビジネスを正しい方向に向かわせるわけですが、怒りはそれを邪魔します。 優秀なリーダーになりたいであれば、怒りの奴隷にならないように気をつけましょう。 世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!