智とは知識ではなく、智恵を意味します。
これは、知識の使い方を知っていることも含みます。
知識を使う能力を智恵と言います。

知識は断片的なものが多いですが、系統的にまとめられないと使えません。
同じカードでも出す順番によって結果が変わるように、同じ知識でもすぐに忘れてしまう人と忘れない人では何が違うのでしょうか?

知識を大量に取り入れたからといって、使えるわけではありません。
知識には体系があり、4段階に分けられます。

第一段階「情報」ニュースや財務帳票、図書館の文献など、知識になる前の情報です。

第二段階「知識」情報すべてが知識になるわけではありません。問題解決につながるものが知識です。

第三段階「智恵」どんな時にどんな知識を使うのか、その使い方を知っていることです。

第四段階「真理」不変の法則であり、天体や物理現象のように時間や場所に関係なく成り立つものです。

知識を一方的に吸収するのではなく、組み合わせたり整理整頓したり見直したりアップデートしたりすることで「智恵」となります。

「智恵」は、ある意味全ての能力の土台となります。
孫子兵法の中では、5つの条件の中で最初にくるのが「智」です。武(勇敢さ)は4番目に位置します。

リーダーとしての学びは、単に知識を増やすことが目的ではなく、深く物事や本質を見抜ける智恵を身につけることがゴールなのではないかと思います。

世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!