営業時代、どれだけノルマがあってもビビることはなかったけれど、部下の細かい点にスイッチが入って、イライラすることがよくありました。

でも、怒ることってものすごくエネルギーを消費しますよね。
怒ると血液の循環が早まり、脳に血が集まって酸欠状態になり、めまいなどの症状が出てくることもあります。

健康に悪影響を与えるんです。
しかも、怒ったからといって効率が良くなることはまずありません。

「あなたのためを思って」と言って怒っても、結果的にうまくいった経験はほとんどありません。

そう考えると、健康のためにも、効率のためにも、怒らない方が賢明です。

ただ、我慢できないときもありますよね。
たとえば、自転車で上り坂を登るのってきついですよね。
なぜきついかというと、重力があるから。

でも、重力は変えられませんよね。
だから、重力に腹を立てることはありません。
同じように、上司に腹が立っても変えられないと受け入れることが必要なんです。

ここで大事なのは、重力を能力に変える発想です。
「どうすれば上司を自分の結論に導けるのか?」
と考えると、上司へのイライラが能力の問題に転換されます。

「どうすれば問題を解決できるか」ではなく、「どんな問題を解決すべきか」を考えることが重要です。

解決すべき問題の選定が、成功への鍵になります。

世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!