職場の人間関係について相談を受けることが多いので、少し感じたことを共有します。

まず、傲慢と自信の違いについてです。
身の丈に合っていないことを自慢するのは「傲慢」でしょう。

自分の立場や肩書、立ち位置を誇示したい人や、マウントを取りたい人がよくやりがちです。

そこには、主観の承認欲求が見え隠れします。

一方、「やれる」「できる」というのは「自信」です。
自信は何かを成し遂げる能力や行動に対する確信です。

「根拠のない自信」と言われることもありますが、それには裏付けとなる能力や行動力があるからこそ、客観的な事実として成立します。

だからこそ、自信のある人からは嫌味を感じません。

私たちが持つべきなのは、「自信」であって「傲慢」ではないのです。

次に、思っていることと言い出していいことについてです。
負けない戦い方とは、戦わないことではなく、「割に合わない戦い」をしないことです。

戦うことでメリットがあるなら良いですが、部下、上司、同僚との戦いやビジネス上の戦いは、勝っても負けてもメリットが少ないことがほとんどです。

特に無知な人ほど、図星のことを指摘されると必死に抵抗しようとします。
それが「アンチ」が生まれる理由です。

では、戦うか戦わないか、どう決めればいいのでしょうか?

何のためにその場にいるのか、何のために仕事をしているのか――判断基準が大事です。

お金を稼ぐためなら、お金にならないことは避けましょう。

仕事を辞めるために仕事をしているなら、学ぶ時間を確保し、クビにならない程度に働いて、余った時間やエネルギーを次のステップのために使いましょう。

新規事業を進めるタイミングなら、たとえ好き嫌いを置いておいても、時には妥協して人材採用することも必要です。

進むべき道が決まっているのなら、後で整理すればいいのです。

嫌なことは起こります。
それでも心に留めておき、無知な人の行動を反面教師として学び、情報発信のネタとして蓄えておけばいいのです。

嫌な経験もゲーム感覚で捉えれば、争いを避けられます。

大変ですが、何を目的としているのかを考えてみましょう。
なぜ学ぶことが大事なのか――学ばない人がどうなるかを知っているなら、昔の職場での実体験を話してみると良いでしょう。

共感度の高いネタになりますよ。
嫌な経験ほど、人に共感されるものです笑

世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!